好きなものに偏りがち

宝塚歌劇団のファン2年目。ご贔屓様は早霧せいなさん。転勤により日比谷メイン→ムラメインへシフト。観劇記録や興奮をしたためます。

2回目でいきなり2015年のまとめ その2

さてさて2015年も残りあとわずかとなってまいりました。

その1に引き続きその2を書き綴ってみます。
 
【9-10月 雪組 星逢一夜/La Esmeralda】
なぜ9-10月と書いているかというと、初めて同じ演目を複数回観劇したからでございます。ヅカオタの皆様は何回も足繁く通われる場合も多いようですが、私にとっては予想外の出来事でした。なぜならば当初はそれぞれの演目(大劇場作品)を1回ずつ観劇するペースで...と思っていたからです。
 
1回目。私の宝塚を教えれくれた会社の先輩(以降ヅカパイセン)と一緒に観劇させていただき、ありがたいことに初のSS席...しかも39番という超ど真ん中席!

美しいピアノの旋律から始まり、それに続く早霧さんのアナウンス。一気に世界に引き込まれそうになった瞬間...暗がりの中にあたるスポットライトに照らされる早霧さんが何と私の真ん前に...!そこからは流れるような舞、扇子を扇ぐ動作や足捌き、指先の表情まで本当に美しく、お顔の表情一つとっても見逃せない。目が離せなくなる、釘付けになるとはまさにこのことかと。

そこからはもうお芝居の世界にどっぷりと浸かってしまい...咲妃さんの子供〜少女〜初老の女性に至るまでの繊細な心の動き、望海さんの優しさの後ろに見え隠れする守るべきものがあるという強さ、一つひとつが押し寄せてきてそれが一体何であるのか確かめたくなり、その後何度も足を運ぶことに...。

打って変わってショーのラ!これはもう病みつき以外の何者でもない...!最初のカタカナのラ!から始まり...笑 お芝居同様、曲が始まってから流れるアナウンス(これは齋藤先生のお好きな流れなのでしょうか?夢∞眩でも同じでしたね、私は好きです)、そこから現れる黒い衣装を身に纏ったネグロたちの格好良さといったら...!そしてここから海賊達が出てくるオープニングの一連の流れ、本当に最高!こんなに笑顔でニヤニヤしながら観るショーは初めてで。その後のシーンも全部最高!

通常時からは想像もできない情熱的なカルメンの咲妃さん、イケメンレーサー筆頭の彩凪さん、パリに迷い込むサービス精神旺盛なチャラ男ホープくんの望海さん、美声と派手なお衣装で踊り狂う透水さん(ご卒業、寂しいですが、おめでとうございます...!)、ソフト帽から覗く目が色気ありすぎな永久輝さん、客席釣りまくりで私も釣られました叶さん、そしてなにより誰よりも熱すぎてウノドスが格好良すぎる早霧さん...!

もう何回観ても観足りないし観飽きないショー!中毒性が高すぎて千秋楽まで毎日ソワソワソワソワ...一体どうしてくれるんですか全く...!
 
【11月 星組 ガイズ&ドールズ】
こちらは礼真琴さんがかわいいと聞いてはいたけれど...本当に、最高にかわいかった!!男役さんとは思えないぐらいで、普段聞く話し声とのギャップが凄すぎて...操ることができる音域の幅が凄いのですね...くしゃみもハンカチを振り回す仕草も、礼さんそのものがアデレイド。もはや礼さんがアデレイドなのか、アデレイドが礼さんなのかわからない。

紅さんのコメディエンヌっぷりも初めて拝見しました(前回は黒い役だったので)。台本なのかアドリブなのかわからないぐらいですね。特に好きなのがジョーイ役の十碧さんと電話をしているシーン。紅さんの足ガクガクの怯えっぷりと七海さんの台詞がないところでの細やかなお芝居。そして個人的にツボだったのは千秋楽で十碧さんのもとに飛び込んでくる飛河さん(ご卒業と重ねてのアドリブだったのでしょうか、また拝見したかったです)。

また、北翔さんと妃海さんのお披露目ということで、新婚さんぶりを感じられる素敵なお芝居だったなーと思います。北翔さんの包容力と妃海さんの甘えが一致した時の破壊力がたまらない。
 
【12月 雪組 哀しみのコルドバ/La Esmeralda】
初めて参戦しました全国ツアー!もう雪組さんんの舞台を観に行かないわけにはいきません。本当にチケット難でした...。ヅカパイセンには感謝してもしきれません。

まずはオープニング!もう凛々しさの権化!早霧さん...!一歩一歩踏みしめるステップからマント捌き、鋭い目線まで...もうお一人を見るにも目が一つじゃ足りないぐらい。そして片耳には大きなピアス。望海さんも付けていらっしゃいましたが、男役さんの色気が存分に詰まっているアイテムですね。

お芝居の中ではそれぞれが感情を押し殺している中に垣間見える熱さといいますか、そんなようなものを感じた気がします。途中のエルアモール?早霧さんと咲妃さんと望海さんのトリデンテでの歌声がとても綺麗に重なって聴こえてきて、鳥肌が立ちました。
最後の決意の闘牛場、本当に鬼気迫るものがあり、会場全体が緊張感に包まれたよう。
 
そして...ラ!本当に大好きな最高のショー!人数が半分にもかかわらず、エネルギー溢れるものでした。
 
【12月 花組源氏物語/Melodia-熱く美しき旋律-】
明日海さんの美しさが本当にぴったりな光の君でした。明日海さん源氏じゃなければ周りの女性が心惹かれる理由が無いのではないのでしょうか、というぐらい。気になったのは女性の話をするシーンでの和海しょうさん。初めて認識したのですが(すみません)、とても歌が上手な方なのですね。

そしてMelodia、こちら最初はエレガント系のショーかと思いましたが、意外とラ!寄りで楽しめました。←もうショーは全部ラ!基準笑

芹香さんを中心としたとっても格好良いdowntown jazzのシーン、どうして娘役さんのソフト帽ってあんなに格好良いのでしょう。強さを秘めていそうに見えるから?
そしてこのショーでの強さといえば、花野さんなくしては語れませんね。黄金郷へ向かう海賊たちの中、男役の中でただ一人踊る花野さん、姐さんと言わずに居られるでしょうか。いや居られない。

その海賊の中で一際目を惹かれたのは水美さん。あの目線の色気は一体どこから来るのでしょうか...恐ろしいですね全く。ウインクくださーい!笑

一番印象に残ったのは中詰のところ。皆さんが列になって踊る中、見てしまったのです、冴月さんが跪いて1列目のお客様に舐めるような指差し濃厚ウインクをしていたのをっ...!(ちなみにgAmidy は1列目でもなんでもなく、オペラ越しに9列目から目撃しただけです)
はい、完全なる二次災害です。
 
【12月 月組雪組星組宙組 タカスペ】
ライブビューイングで行きました。2回!ライブビューイングなのに2回!笑
まだ宝塚ファンになって1年未満のgAmidy、知らない曲も多々あったのですが、この複数組が集まるスターさんたちの夢の共演を見ているだけで、本当に夢のようでした。

特筆すべきは雪組さんのパロディコーナーでしょうか。あの永蟄居から300年、7:3分けの天野晴男さんから繰り出される本音の数々、設定も台詞も組子の皆さんの演技も秀逸。もう笑いの涙なくしては観られませんでした。

そして後半最初の各組2番手さん筆頭のドリームボーイの場面。真風さん...そういう風にあえて大きめのスーツ着こなすのは反則ですってば...!
 
 
...っと大分長くなりましたが...宝塚観劇によってとても充実した2015年だったなと振り返ってみて思うわけです。
知れば知るほど深く、それぞれの生徒さんの魅力も発見できて本当に興味深い世界だと日々感じております。
 
2016年も沢山観劇しようと思います!
 
 

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